おめでた松づくし


 縁結びの「相生の松」で有名なのが高砂神社。言い伝えによれば、神功皇后が半島から凱旋の途中、鹿子水門(高砂)で大己貴命の御神託を受け創建されたという。
 かつては本多忠政が植えたという松の三代目か国の天然記念物に指定されていたが、残念なことにこの松は枯れてしまい、現在見られるのは五代目。そしてこの松には有名な伝説が残っている。

 その昔、雌雄の幹が左右に別れた一本の松が生えたことがある。人々はこれを霊木として大切にしてきた。そのようなおりイザナギノミコト、イザナミノミコトが現れて、「今より神霊をこの木に宿し、世に夫婦の道を示そう」と告げられたという。
 それ以来、この松は「相生の霊松」といわれ、平和と長寿のシンボル、「尉と姥」の二神が、結婚式にはなくてはならないものになったのである。